士業事務所を経営していて環境問題とコスト削減のために紙の削減にも取り組んでいるけれど、なかなか難しいので良いプリンターを探している人はいませんか?
この記事では、オフィス向けプリンターとは何かという情報から、士業事務所におすすめの商品まで詳しくご紹介します。
Contents
オフィス向けプリンターとは
オフィス向けプリンターとは、プリンターの分類の1つで「業務用プリンター」とも呼ばれ、ビジネスで利用されるプリンターを指します。
自宅で個人利用する「家庭用プリンター」と比較すると、一般的に大量の印刷が可能で耐久性も高いのが特徴です。
業務用プリンターはその仕組みにより以下の3つに分類できます。
概要 | 士業事務所で使うメリット | 士業事務所で使うデメリット | |
インクジェットプリンター | ・インクを直接吹き付けて印刷する | ・初期費用が安い ・カラー印刷が高品質 ・設置スペースが少なくて済む | ・インクジェットのコストが高い ・印刷の速度が遅い |
レーザープリンター | ・筒状のドラムに吹き付けたトナーを用紙に押し付けて印刷する | ・印刷の速度が速い ・コストパフォーマンスに優れている ・文字の印刷が鮮明 | ・設置スペースが必要・初期費用が高い |
複合機 | ・コピー、プリンター、ファクシミリ、スキャナーなどの機能を統合した機械 | ・多機能 ・個別に機器を設置するより省スペース | ・初期費用が高い ・壊れると複数の業務が同時に止まる可能性がある |
士業事務所で導入する際は、3種類の業務用プリンターのメリットとデメリットを業務内容に合わせて比較検討した上で選ぶのが望ましいでしょう。
オフィス向けプリンターの導入方法
オフィス向けプリンターを導入するにはどのような方法があるのでしょうか。
購入、リース、レンタルの3つで比較してみましょう。
概要 | 士業事務所でのメリット | 士業事務所でのデメリット | |
購入 | ・プリンターを買い入れて使う | ・所有権を事務所で持てる | ・イニシャルコストがかかり固定資産税が発生する |
リース | ・リース会社がプリンターを購入してユーザーに長期間貸借する | ・リースが終わったら引き取り、再リース、買い取り、入れ替えなど複数の選択肢から選べる ・再リースすると費用がおおむね1/10程度で使える | ・原則として途中解約できない |
レンタル | ・レンタル会社がプリンターを購入しユーザーに短期間貸借する | ・途中解約できるので使い勝手が合わなければ別のプリンターに変更できる | ・月額費用がリースと比較すると高い |
購入、リース、レンタルそれぞれにメリットとデメリットがあるので、自分の事務所のニーズと照らし合わせて導入方法を検討するのがおすすめです。
またリースとレンタルの場合、用紙代とトナー代が月々の支払いに含まれるかどうかは契約内容によって異なるため注意しましょう。
オフィス向けプリンターの選び方
オフィス向けプリンターを購入する場合、どのようなことに注意して選べばよいのでしょうか。
3つご紹介します。
イニシャルコストで選ぶ
オフィス向けプリンターを購入する場合、イニシャルコストがどのくらいかかるのかを確認しましょう。
オフィス向けプリンターの本体価格は、次のような要素で変化します。
- プリンターの種類(レーザープリンターかインクジェットプリンターか)
- 印刷の速度(1分間で印刷できるページ数のPPM=page per minute、IPM=image per minuteを確認する)
- 解像度(1インチ=2.54cmあたりに存在するインクドット数のDPI=dots per inchを確認する)
- スキャナー、FAX、コピーなど他の機能もついている複合機であるかどうか
- 大きな用紙のサイズにも対応しているかどうか
- Wi-FiやBluetooth、クラウドプリント機能がついているかどうか
これらの要素の中から、自分の事務所に必要な機能だけが備わったプリンターを選べば、その分だけイニシャルコストを削減できるでしょう。
サイズで選ぶ
オフィス向けのプリンターを選ぶ時は、設置したい場所に合ったサイズのプリンターを選びましょう。
機械の寸法は機種ごとにホームページやカタログに書いてありますが、見落としがちなのは作業スペースです。
例えばプリンターを設置する時は手で持って運ぶため、プリンターの左右や上下には手が入って作業ができる隙間が必要です。
またプリンターを使い始めると用紙の補給やトナーカートリッジの交換、メンテナンスをするためのスペースも必要となるため、機械の寸法よりも実際は大きな設置スペースがないと使い勝手が悪くなる傾向です。
プリンターのサイズは機械の寸法だけではなく、人がその周囲に立って作業できるスペースも含めて考えるようにしましょう。
ランニングコストで選ぶ
オフィス向けのプリンターを選ぶ時は、ランニングコストも試算するようにしましょう。
用紙代は月別のおおまかな使用枚数から割り出せます。
またトナーカートリッジにかかる費用は予測しにくいですが、トナー代節約のための大容量のトナーがあるかどうかをチェックし、普通の容量のトナーと比較してどのくらい節約できるのかは試算しておくとよいでしょう。
オフィス向けプリンターで士業事務所におすすめなのは?
オフィス向けプリンターで、士業事務所におすすめなメーカーと具体的な機種をご紹介します。
まずメーカーですが、ブラザー工業株式会社のプリンターがおすすめです。
インドの世界的な市場調査・コンサルティング企業のMordor Intelligence社が発表した2024年~2029年までの「プリンター市場規模と市場規模株式分析 成長傾向と成長傾向予測」という資料があります。
この資料の中でブラザー工業は「プリンター市場のリーダー」としてHP、Canon、セイコーエプソン、ゼロックスとともに名前が掲載されました。このことから、ブラザー工業の作ったプリンターは世界的にも信頼のおけるプリンターであることがわかります。
またブラザー工業は耐久性が高い、大容量トナーで交換の手間を削減、低コストなどの士業事務所のニーズに合うプリンターを作っているのも特徴です。
ブラザー工業の作ったプリンターの中で、士業事務所におすすめのモノクロプリンターとカラープリンターをそれぞれご紹介します。
参考:Mordor Intelligence「プリンター市場規模と市場規模株式分析 成長傾向と成長傾向予測」
HL-L6310DW
画像出典:brother「HL-L6310DW仕様・スペック」
HL-L6310DWは2023年度グッドデザイン賞とBCN AWARD 2024ページプリンタ部門年間販売数量No.1を受賞した、人気のモノクロプリンターです。
HL-L6310DWが、オフィス向けプリンターの中でも特に士業事務所におすすめな理由は次の通りです。
項目 | 概要 |
高耐久 | ・本体製品寿命7年または約60万ページの高耐久なプリンターのため ・7年定額保守サービス(有償)が結べるため |
ランニングコスト削減 | ・約25,000ページ印刷可能な超・大容量トナーTN71JXLを使うことができるため |
高速印刷 | ・モノクロ A4片面 約50枚/分の高速印刷ができるため |
高耐久で早くたくさんの印刷ができるだけではなく、ランニングコストの削減もできるのが士業事務所向きだと言えるでしょう。
外形寸法は画像でも示した通りW402×D396×H319、重量は約13.1kgなので設置スペースもそれほど大きくなくて済みます。
HL-L6310DWは丈夫で長く使えるプリンターを探している人におすすめです。
HL-L5210DW
画像出典:brother「HL-L5210DW仕様・スペック」
HL-L5210DWは専用のアプリをダウンロードすることで、iPhone/iPadなどのiOS端末やAndroid搭載の端末からも写真やドキュメントをプリントできる便利なプリンターです。
HL-L5210DWが、オフィス向けプリンターの中でも特に士業事務所におすすめな理由は次の通りです。
項目 | 概要 |
高耐久 | ・本体製品寿命7年または約30万ページの高耐久なプリンターのため ・7年定額保守サービス(有償)が結べるため |
ランニングコスト削減 | ・分離型トナー&ドラムで 約1.9円(税込)/枚の低コストを実現したため |
高速印刷 | ・モノクロA4片面 約48枚/分の高速印刷ができるため |
外形寸法は画像でも示した通りW373×D388×H257、重量は約11.0kgなのでHL-L6310DWよりもさらに省スペースだと言えるでしょう。
HL-L5210DWはPCからだけではなく、タブレット端末やスマホからも印刷をしたい人におすすめです。
MFC-L6820DW
画像出典:brother「MFC-L6820DW仕様・スペック」
MFC-L6820DWはプリント、コピー、スキャン、FAX、PCFAX、ネットワークとオフィスに必要な機能をたくさん兼ね備えた複合機です。
MFC-L6820DWが、オフィス向けプリンターの中でも特に士業事務所におすすめな理由は次の通りです。
項目 | 概要 |
高耐久 | ・本体製品寿命7年または約60万ページの高耐久な複合機のため ・7年定額保守サービス(有償)が結べるため |
ランニングコスト削減 | ・約25,000ページ印刷可能な超・大容量トナーTN71JXLを使うことができるため |
高速印刷 | ・モノクロ A4片面 約50枚/分の高速印刷ができるため |
外形寸法は画像でも示した通りW495×D495×H518、重量は約19.6kgなのでプリンターよりは広い設置スペースが必要なのを覚えておきましょう。
MFC-L6820DWは、プリンターだけではなくスキャンやコピーなど他の機能も使いたい人におすすめです。
オフィスのプリンター選びに悩む士業事務所さまは株式会社ビリーブにご相談ください
オフィス向けのプリンター選びに悩む士業事務所さまは株式会社ビリーブにご相談ください。
多岐に渡るオフィス向けプリンターの中から、自分の事務所に合った1台を見つけ出すのは手間も時間もかかる作業です。
しかし株式会社ビリーブではお客様のニーズや求める使い勝手から必要な機能やコストを逆算してご提案させていただくため、お客様が検討する時間を最大限削減できるのです。
また世界的にも「プリンター市場のリーダー」と評価されるブラザー工業さまとの協業により、品質の良いプリンターを適切な価格でご提供できるようになりました。
現在プリンターの買い替えや新規導入をお考えの方は、次のページもごらんください。
取扱製品|株式会社believe(ビリーブ) (believe-toner.jp)
まとめ
オフィス向けプリンターとは、プリンターの分類の1つで「業務用プリンター」とも呼ばれ、ビジネスで利用されるプリンターを指します。
この記事も参考にして、ぜひ自分の事務所のニーズに合ったプリンターを見つけてみてください。