ファッションが好きなので自分や周囲の人が着られるオリジナルのTシャツを自作してみたいけれど、何から始めてよいかわからず困っている人はいませんか?
この記事では、Tシャツにオリジナルのプリントをする方法からおすすめのプリンターまで詳しくご紹介します。
オリジナルプリントTシャツの作り方
オリジナルプリントTシャツの作り方にはどのような方法があるのでしょうか。
2つご紹介します。
業者に依頼する
オリジナルプリントTシャツの作り方の1つとして、専門の業者に依頼する方法があります。
オリジナルプリントTシャツの作成を業者に依頼すると、不良品の場合はお店のルールに基づいて返品や交換をしてもらえるので一定の品質を担保できます。
また人気商品ランキングや口コミなどがホームページに記載されている場合、他の人たちがどのようなTシャツを作っているのかも参考にできます。
1枚から作れますが、費用については送料・振込手数料などが加算されるため、プリント代を含めると市販のTシャツとほぼ同じ価格になることが多いでしょう。またTシャツごとにサイズ展開・カラー数・納期が異なる場合が多いので、誤発注を防ぐためにも事前にしっかりと確認してから注文しましょう。
自分で作る
オリジナルプリントTシャツは自作する方法もあります。
制作用機材の導入費がかかりますが、長期的に続けられる趣味になる可能性があります。またイラストやタイポグラフィなどの特技を生かせば、Tシャツ販売で事業をスタートできる場合もあります。
最初から高品質なものを作るのは難しいですが、商品が手に入るだけではなく制作する過程も楽しめます。
Tシャツプリントの種類
Tシャツプリントをするための方法には、どのような種類があるのでしょうか。
4つご紹介します。
シルクスクリーンプリント
シルクスクリーンプリントとは、Tシャツの生地の表面に当てたメッシュ状の版にインクを伸ばして、版画のように転写させるプリント方法です。
シルクスクリーンプリントの特徴とメリット・デメリットは以下の通りです。
項目 | 概要 |
特徴 | ・新しいデザインを印刷するには新しい版が必要 ・色数が増えると色の数だけ版が必要 ・シンプルなデザインを大量に印刷するのに向いている |
メリット | ・Tシャツを作る枚数が多いほどコストが削減できる ・さまざまなインクを用いて多色使いでプリントできる ・生地の色に影響されにくい綿・ポリエステル・ナイロンなどいろいろな素材にプリントできる ・耐久性があり、洗濯してもプリントが色あせしにくいのでユニフォームにも向いている ・箔、フロッキー、ラメ、発泡などで特殊な加工ができる |
デメリット | ・製版代がかかるので小ロットだと割高になる ・複雑なデザインに対応するのが難しい |
シルクスクリーンプリントはアパレルなどでもよく用いられる方法です。
シルクスクリーンプリントはアパレルなどでもよく用いられる方法です。
インクジェットプリント
インクジェットプリントとは専用のインクジェットプリンタを用い、デジタルデータのデザインを生地の上に直接インクを吹き付けて印刷する方法です。
インクジェットプリントの特徴とメリット・デメリットは次の通りです。
項目 | 概要 |
特徴 | ・版を作る必要がない ・新しいデザインを手軽にお試しで作れる |
メリット | ・デザインの再現性が高い ・1枚から必要な分だけ作れる ・濃い色のTシャツにも印刷できる ・色数に制限なくフルカラーのプリントができる ・名前、番号などの可変情報を用いて色、デザイン、サイズ違いが簡単に作れる |
デメリット | ・たくさん作っても1枚あたりのコストをおさえにくい ・金銀、ラメ、発泡などの特殊加工は難しい ・インクの種類により使用できる素材の制限がある |
白インクを使うホワイトインクジェットの場合、透過によるぼかしやグラデーションが表現できないので注意しましょう。
昇華転写プリント
昇華転写プリントとは、デザインや文字を他の素材に転写できる転写紙を使用します。転写紙に昇華染料インクでプリントをし、熱で気化させて生地に染みこませる印刷方法です。
昇華転写プリントの特徴とメリット、デメリットは以下の通りです。
項目 | 概要 |
特徴 | ・発色が美しい全面総柄などにも対応可能 |
メリット | ・デザインの再現性が高い ・ぼかしやグラデーションの表現ができる ・インクが生地になじむので通気性がよい ・インクのザラつきや剥がれがない ・耐久性があり洗濯を繰り返してもあまり変化がない |
デメリット | ・ポリエステル素材にしか印刷できない ・アイロンや乾燥機をかけると色落ちや色映りが起こる |
昇華転写プリントは、Tシャツ制作だけではなくグッズやノベルティ制作にも使われる手法です。
ラバー転写プリント
ラバー転写プリントとは、デザインを素材に切り抜くためのカッティングプロッタを用い、デザインに沿ってカットしたラバーシートを熱圧着で生地に貼り付ける印刷方法です。
ラバー転写プリントの特徴とメリット、デメリットは次の通りです。
項目 | 概要 |
特徴 | ・番号、名前、単純なロゴなどに適した印刷方法 ・単色のラバーシートを用いる単色ラバー転写プリントと、フルカラー印刷したラバーシートを用いるフルカラーラバー転写プリントがある |
メリット | ・1枚から印刷でき版を作る必要がない ・さまざまなラバーシートがあるので金銀・蛍光・ラメ・発泡などの特殊加工ができる ・ラバーシートを貼り付けて印刷するので、素材や生地の色が変わっても仕上がりは同じになる ・フルカラーのラバーシートを使えば、フルカラーのデザインを再現可能 |
デメリット | ・カス取りが必要(プリントしたデザインの周囲に残った余分なインクやカスを取り除く作業) ・大量生産には不向きで、制作枚数が増えても1枚あたりのコストは減りにくい ・複雑なデザインに対応しにくい ・ラバーシートの在庫を持つ必要がある |
Tシャツ制作では1枚ごとに異なる名前や番号を入れたい時によく使われます。
Tシャツのオリジナルプリントを自作するのにおすすめのプリンターとは?
Tシャツのオリジナルプリントを自作する場合におすすめのプリンターはbrotherのHL-L9310CDWとMFC-L9570CDWです。2台ともカラーレーザープリンターなので、Tシャツ制作以外の印刷にも利用できます。HL-L9310CDWは複合機なので、FAX、コピー、スキャンもできるのが特徴的です。
株式会社ビリーブではHL-L9310CDWとMFC-L9570CDWに純正トナーの黒、シアン、マゼンダ、イエロー、ヒートプレスアイロン、特殊転写紙をセットにした「Tシャツプリントセット」をおすすめしています。
TシャツプリントセットはTシャツ制作をするために必要な機材を1つ1つ調べてそろえる手間を省くことができ、時間のない方でもすぐに制作できます。またTシャツを大量に作りたい場合でも、HL-L9310CDWとMFC-L9570CDWは高耐久なので長く使い続けることが可能です。
Tシャツプリントの自作に早急に取り掛かりたい方は、次のページからお問い合わせ
ください。
なおビリーブでは、Rakuten市場とAmazonで、Tシャツプリンターをご提供しております。気になる方は、ぜひ以下のページからご確認ください。
楽天市場:https://www.rakuten.co.jp/believe-toner/
Amazon:https://www.amazon.co.jp/s?me=AOE4ZLPY4XXOE&marketplaceID=A1VC38T7YXB528
まとめ
Tシャツにオリジナルのプリントをする方法は業者への依頼、自作の2つがあります。
この記事も参考にして自分のニーズに合った方法でオリジナルプリントTシャツを作ってみてください。